ふるえ

ふるえは医学的に振戦(しんせん)と呼ばれ、身体が自分の意思とは関係なくリズミカルに動いてしまう状態を指します。
ふるえが起きる代表的な病気としては、生理的なふるえ、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)、アルコール依存症、脳血管障害の後遺症、パーキンソン病、原因がはっきりしない本態性振戦などがあります。
他にもカフェイン、薬物の過剰摂取によってもふるえが生じることがあります。それぞれ治療法が異なるため、ふるえの種類をきちんと把握し正確に診断することが大切です。

本態性振戦

人前でマイクを持つとふるえてしまう。コーヒーカップを持とうとするとふるえてしまう。字を書こうとするとふるえてしまい、人が見ていると意識して、緊張すると余計にふるえてしまう。逆に何にもしていないときはふるえが目立ちません。
原因不明のふるえで一般人の100人に1人以上の割合でみられる病気です。
脳には異常がないことを確認し、薬物治療によってふるえを軽減させることができます。

パーキンソン病

パーキンソン病は、脳の黒質という部分に変性が起こり、そこでつくられる神経伝達物質の一種であるドパミンの量が低下し、黒質からの情報伝達経路がうまく働かなくなってしまう病気です。
じっとしている時にふるえる(静止時振戦)という特徴があります。例えば、手を膝に置いてじっと座っていると、勝手に膝の上の手がふるえ始めます。
薬物治療によって症状を軽減し、日常生活に支障をきたさないようにすることが目標になります。

いずれも正確な診断を行い、適切な治療を行うことで、症状を和らげることができますので、手足・顔のふるえでお悩みの方はご相談ください。

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